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【レビュー】ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変えるを読んだ感想

      2015/08/27

ワークルールズを読みました!全体的に言うと面白かったし、勉強になりました!

でも読んで思ったのは、「かなりリクルートに似ているな」ということでした。

私はリクルートで人事でもなかったし、制度を作る側でもなかったのですが、リクルートで働いた経験から、制度の作り方や考え方も似ているなと感じました。両社を比べながらレビューしたいと思います。

 社員を信用する

多くの企業ではこれができてないと思います。基本的に制度やルールは性悪説もしくは、社内の低レベルに合わせて作られているのが現実だと思います。Googleのように社員を信用して制度を設計することは難しい。そして非常に勇気のいることがと思いました。

でもリクルートも、各種ルールはわりと性善説にのっとって運用されていたな~と思います。(私が感じたところです)

 自分よりも優秀な人を採用する

これはもろ、リクルートの採用方針ですね。新卒でも社会人の採用担当者がこの目線で採用をしています。この採用を続けると社内も活発で良い人が集まると思います。

でも、自分よりも優秀な人に「応募」してもらうのが、採用の一番難しいところなんですけどね。リクルートはそこに金も手段も惜しみません。Googleもそうでしょう。

 ハイパフォーマーが研修を行う

本によると、この方が社外へお金を払って研修を受けてもらうよりも、効果がいいとのこと。

リクルートでは研修は会社起点ではあまりないですが、全社表彰の際には表彰者がスピーチを行うだけでなく、どうやって高いパフォーマンスを発揮したのかということを共有する場があります。また、現場ではよくそういう人達に勉強会をして頂くように自分たちで働きかけることもありました。ハイパフォーマーの共有だけでなく、自分たちで学び合う機会を作っているのも両社の共通点ですね。

 「ナッジ」について

これはリクルートの時には感じませんでした。てか、これはマネジメント側が設計して現場の行動が変わるものなので、自分が気付いてなかっただけかもしれませんが。。。

詳細は本を読んで頂きたいのですが、ナッジをざっくりというと、人の選択肢を制限せずに行動を変える。ということです。

わかりやすい例が、少し前にバズっていたJR西の酔っぱらい転落防止対策ですね。

詳細はこちら→http://www.j-cast.com/tv/2015/04/07232393.html?p=all

これは駅ホームにあるベンチの向きを変えるだけで、酔っぱらいの転落率を軽減したというお話です。このように、社員の行動を少し工夫して変えて、生産性を上げていこうとするものです。

これは今まで自分になかった考えだったので、刺激的でもありました。ナッジはどんな企業にいようが、どんな組織にいようが直ぐにでも活用できる考え方ですね。

 徐々に広げる

社員により効率的に、より働くやすくなってもらうために制度やルールを作っていきます。でもそれが社員にとって良いのかはやってみないと分かりません。

例えばAという会社で賞賛されるルールでも、Bという会社では必要ないと言われることもあるでしょう。会社規模が大きくなるほど、新たな制度の導入はリスクがあります。そのため、まずはその会社の小さな集団で試してみて、効果測定をし、徐々に広げるという方法。実は、これはリクルートでもよくありました。Cという新しい施策を走らせます。これはDというグループで試したところ○○%の向上、●●万円分の効果。ということを説明して、全社へ下ろしていくのです。こうすることで、マネジメント側はリスクの軽減、現場は効果を理解した上でその施策を実行できるのです。

 一番大切なのはデータ

Googleは非常にデータドリブンな会社です。リクルートは体育会系という印象が世の中にあるようですが、無駄なことは奨励されません。上記のように効果を率や金額で出すことが求められます。どんな施策にせよ、その前後の比較が必要です。データを元にPDCを繰り返す事により、成長していくのです。

ワークルールズを読んで良かったのは、全てにおいてどれ位効果が出たのかを数字で検証されている点です。これが一番大切です。でも、世の中には施策を思いつきで走らせ、「みんあ良かったって言ってたよ」というフィードバックで終わるところも多いと聞きます。

これではもったいないですよね。データをしっかりとって、効果検証をしないと、本当にその施策が効果的かはわからないのですから。データに基づかないと次からの施策の芳香性がずれて、結局なんだっけ?となってしまいます。

 リクルートとGoogleを比べたら面白いかも

私がリクルート出身のため、リクルートとGoogleを個人的に比べてきましたが、体系的に比べると面白いかもしれませんね。

ワーク・ルールズを読まれた後に、リクルート挑戦する遺伝子も読まれることをおすすめします!きっと色んな気付きがあり、日本企業でもGoogleのような風土は作れると感じることができると思います。

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